私が阪神タイガースを応援する理由。

コロナ禍の中、何とか開催しているプロ野球も佳境を迎えている。
セ・リーグ(セントラルリーグ)の優勝争いは現在、ヤクルト、阪神、巨人、三つ巴の混戦状況だ。
私は阪神タイガースのファンであり、優勝争いの輪の中にいることが嬉しくもあるが、優勝にあまり縁がないチームがゆえに気が気でない。
そんな阪神タイガースのファンになったきっかけが、甲子園の独特な盛り上がりだ。
得点した時や、勝利を収めたときの地響きのような歓声は、ぞくぞくさせられる。
ファンになった当時は、新庄剛志氏が若手の売り出し中であり、よくグッズを集めていた。新庄氏がブレイクした年、阪神は優勝争いをしたが最終的にヤクルトに敗れ、そこから優勝なんて夢のまた夢、最下位だらけの暗黒時代が始まる。
私の青春時代は、阪神の暗黒時代でもある。強いものを見ると僻んでしまう癖は、勝手に暗黒時代のせいにしているが、とにかく長かった。
そんな暗黒時代を一変させてくれたのが星野仙一監督だ。
星野監督が就任して2年後、阪神はぶっちぎりの優勝を果たした。
18年ぶりの優勝もあり大阪はお祭り騒ぎ、テレビは阪神一色となり、御堂筋に阪神の選手がパレードをする一大事となった。
それから2年後も優勝を果たし長かった苦労が報われ、とうとう黄金時代かと思われたが、そうでもなかった。
巨人やソフトバンクのような常勝軍団のファンに憧れることは多少はある。
しかし、人生の半分以上阪神というチームを見てきている私は今更、応援するチームを変えることができない。
これは生活習慣病なのだ。弱くてもいつかは優勝する。勝つことの難しさを教えてくれるのが阪神タイガースだ。
侍エンジニア塾 炎上