専門的過ぎて有期雇用者が増える

専門学校の課題は専門職を絞り過ぎて、本来の王道の資格ではなく、末端の資格単体だけでは中途半端になるところではないか?

旧来の専門学校は、理美容や調理、あんまなどその職種だけで生活水準が守れるものであったが、細分化され他校との違いを出さなければ学生募集がままならないのか、勝手に市場の要望と異なる職種を、さぞ「昔からポピュラーな職種」でかつ「市場には人材難で取得すればその仕事に就けるくらい要望がある」と謳って学生を集めているが、本当にそうだろうか?

例えばネイリストはどうだろうか、美容学校が職種を育成しているが出口の採用マーケットは契約社員と言う名のアルバイトが殆どで、街中のネイルサロンが潰れずどれ程残っているか?

バリスタはどうだろうか、調理師学校が職種を育成しているが、一部のホテルを除いてスタバもゴンチャもメイドカフェでもアルバイトで充分である。

旧来の専門学校が学生募集に苦慮して新職種を作ったか、免許はあるものの、店で美容や調理など本業が上手くいかず、付属業務で爪を磨いたりカップの中に絵を描いたりしたものが本業っぽくなってしまった結果ではないだろうか?

新たに採用した新職種は、雇用側としては付属業務で売上もさほど期待出来ないから給与水準も低いまま上げず、アルバイトの延長で保険加入もしていない個人店が多く、退職しても失業給付金も貰えずフリーターを継続しているのではないだろうか?

いま一度、学生募集基準を専門的過ぎるのではなく、王道の資格に戻る事で、有期雇用者を減らすことになるのではないかと思う。

卒業して自分がしたい事が出来るのは、基本行動やベースになる資格があって然るべきである。

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